新型コロナウイルス抗体検査・唾液PCR検査について

当院で事前アンケート調査を行い、43%の方が自費でも検査を希望されていることがわかりました。
2020年6月現在、新型コロナウイルス抗体検査をできる医療機関はまだ少なく、当院は小児科ですが、地域の皆さまにとって暮らしやすい・子育てしやすい環境作りに貢献し、少しでも皆様の不安を解消できたらと検査導入することに至りました。
対象は子供さんから大人の方までです。

唾液PCR検査開始します。

唾液PCR検査とは唾液を用いたTRC法で検査をします。
尼崎医師会が推奨している検査法です。
ご自分で唾液をとっていただく検査ですので検査による感染のリスクは最小限に抑えられます。

対象者

幼児から大人まで(唾液が取れる方のみ)

保険診療

  • 発熱などの症状の方
  • 医師が検査の必要性があると判断した方。
  • COCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)で陽性者と接触した可能性がある方。
  • 濃厚接触者と保健所から認められた方。
    <濃厚接触者の証明は?>
    保健所から電話で「あなたは濃厚接触患者です」という旨の連絡があります。
    職場などで新型コロナ陽性者が出た場合、まず管轄の保健所から捜査が入ります。
    保健所の捜査には1-2日かかります。
    その上で濃厚接触者には連絡が入ります。(保健所にて行政で検査ができる病院へご案内するか、近医を紹介される場合があります)
費用

PCRの検査費用は公費のためかかりません。
診察料などが別途かかります。(3割負担で2,000円程度)
陰性の場合、ご希望の方には診断書(3,000円)で発行いたします。

自費の場合

上記の対象以外の方です。

検査費用(税込)

22,000円(診断書込み)

検査時間

診察時間内(場合によっては時間外)
なるべく患者さんのいない時間帯に別室で行います。
車でお越しの方は、車内で行います。
診察中にも必要と判断された場合は検査を行います。

検査結果は当日か翌日に判明します。検査結果が出るまでは、必ず自宅待機でお願い致します。

流れ

電話でご予約ください。

なるべく患者さんのいない時間帯に別室で行います。
車でお越しの方は、車内で行います。
診察中にも必要と判断された場合は検査を行います。

  1. 保険証・乳児医療証(該当者)をお持ちください。
  2. 検温・アンケートの記入をしていただきます。
  3. 専用スピッツをお渡しします。そこに唾液を以下に示す線まで入れていただき、しっかりとキャップを閉めてください。その容器をトレーに置いてください。
    唾液採取容器
  4. 精算となります。

ご希望の方は解熱薬を処方いたします。(院内処方です)
精算後、速やかに帰宅していただきます。
結果が出るまでは自宅待機をお願い致します(当日か翌日に電話かメールでお知らせします)。

検査結果が陰性の場合

当日または翌朝に事前にアンケートに書いていただいた連絡先に電話連絡があります。

陰性の場合でも体調に気をつけながらお過ごしください。
診断書が必要な方は発行いたします。(別途3,000円・自費で検査を受けられた方は、診断書料と送料は含まれております。)

症状が続く場合はご相談ください。

濃厚接触者については、陰性となった場合でも陽性者と最後にお会いした日から14日間は自宅待機してください。
台風などの災害に備え、尼崎市では避難所での感染拡大を防ぐため濃厚接触者の方専用の避難所を用意しています。
自宅待機の間、避難所への避難を希望される方は事前に保健所(06-4869-3062 FAX:06-4869-3049)までご連絡ください。
また、必要な場合、保健所から連絡をすることがありますのでご協力をお願いします。

検査結果が陽性の場合

当日または翌朝に事前にアンケートに書いていただいた連絡先に電話連絡があります。
その後、保健所から連絡があり、職業・家族2週間ほど遡っての行動歴について調査がありますので回答にご協力願います。

感染症指定医療機関に入院していただく必要があります。兵庫県を通じて入院先を決めるため、入院する感染症指定医療機関を指定することはできません。(遠方になる可能性もあります)

入院した場合の退院目安は発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合になります。
感染症指定医療機関に入院する場合の交通手段についてはタクシーを含む公共交通機関を利用しない手段でお願いします。

 

一旦、新型コロナウイルス抗体検査は中止してます。

2020年6月22日より新型コロナウイルス抗体検査を当院で開始し、のべ300名の方に検査を行いました。

新型コロナウイルス抗体検査

IgM(+) IgG(-) :1.0%
IgM(-) IgG(+) :3.0%
IgM(+) IgG(+):6.7%

特に第3波と言われている2020年11月あたりから年始に入っては、陽性率が非常に多くなりました。
今後ワクチン接種が始まるのに合わせ、抗体検査から抗原・PCR検査に切り替えていくことといたしました。
要望があれば抗体検査も再開いたします。

抗体とは

病原体(抗原)から身を守るための免疫です。
抗体には全部で5つ種類がありますが、診断に必要なのはIgM,IgGの2種類です。
IgM:病原体が侵入した後に初めに作られる抗原。発症から1週間前後で抗体量が増えて陽性となります。
IgG:発症から3-4週間で陽性となります。

IgM、IgG
MBLライフサイエンス 参照

新型コロナウイルス抗体検査の概要動画

抗体検査をする必要性はあるの?

以前は新型コロナウイルスのPCR検査の項目として4日以上つづく発熱がありましたが、各種メディアでも報道されているように、発熱はおろか、咳・鼻汁といった風邪症状のない方にも増えていることがわかってきています。
つまりPCR検査で陽性と診断された患者数よりも実際の数はもっと多いのではないかと推測されています。

・神戸市立医療センターで2020年3月末に行った検査では外来患者1000人中陽性率3.3%と出ています。(4月7日時点でPCR検査による感染者の594倍)
・ニューヨーク州で4月20日に3000人に行った検査で、PCR検査で判明した感染者数の10倍もの感染率であることがわかりました。
・東京大学先端科学技術センターチームが5月初めに都内で抗体検査を行なった結果500件のうち3例が陽性(0.6%)でした。(PCR検査による感染者の16倍)
6月下旬で大阪でも抗体検査が3000名限定で行われる予定です。

6月16日(火)現在の抗体検査による実態

厚生労働省の報告では新型コロナウイルス抗体検査で、陽性と判定された人は東京は1971人のうち2人(0・10%)、大阪は2970人のうち5人(0・17%)、宮城は3009人のうち1人(0・03%)でした。
5月31日時点の累積の感染者数は東京5236人(感染率0・038%)、大阪1783人(0・02%)、宮城88人(0・004%)となっています。

5月25日に緊急事態宣言が解除されましたが、6月以降新型コロナウイルスの感染者数は増加傾向です。
特に東京都では、5月下旬に1日10人以下まで下がりましたが、7月に入ってから1日100人以上となっています。
大阪でも5月末から1日0人の日がありましたが、6月中旬から徐々に増加し7月に入ってから10人以上と増加傾向にあります。

ただ、2020年6月現在世界中で300種類以上の抗体検査が出回っており、中には精度の低い粗悪なキットも含まれているため、抗体検査のデータを全て過信するのは危険だと思います。
しかし各社での抗体検査である程度の陽性率が出ており、実際PCRで検査を受けた方以上に新型コロナウイルス感染症に罹患していた方が多いというのは確実です。
抗体検査を行うことで、もう自分が感染していたのかどうかを調べる健康診断的な意義があります。

アメリカやイギリスでは、検査をして、免疫パスポートという証明書を発行し、経済を回していくための指標にしようという動きもあります。
ただし、一度罹患した人が2回目の感染にかからないという終生免疫である保証はありません。
おたふくかぜウイルスのような終生免疫あれば1回罹患するか、のちに開発されるであろうワクチン接種1回で済む話ですが、現実はもう少し厳しいかもしれません。
皆様が安心して新型コロナウイルスと共存できる社会ができてくれることを心から願っております。

新型コロナウイルス感染症の検査について

新型コロナウイルス検査には以下の2つあります。

1『今、感染しているかどうかわかる検査』

PCR検査・抗原検査
インフルエンザの様な鼻の奥から粘液を取る方法、痰や唾液で検査が可能です。
検査は帰国者・接触者外来等都道府県等が指定する医療機関や、地域医師会等の協力を得て「地域外来・検査センター」を設置し、集中的に検査を実施しています。
現在のところ、個人クリニックではできない検査です。

2『過去に感染があったかどうかを調べることができる検査』

抗体検査
血液で検査を行います。量は検体キットによってごく少量だったり、多くの量が必要だったりします。
いずれの検査も数分で結果が出ますので、その日に検査結果をお伝えすることができます。
抗体検査で陽性が出れば『過去に新型コロナウイルスにかかっていた』ことがわかります。
抗体を持っていれば感染は今後しないか、したとしても軽症で済む可能性があります。

大阪府の新規感染者

大阪府の新規感染者

※参照:日本経済新聞・チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルス

年齢別

大阪府の年齢別・感染者数

※大阪府報道発表資料参照のもと作成

内訳を見てみますと4月までと明らかに違うのが感染者の年齢層です。
2月から4月くらいまでは、40代以上の方が半数以上でしたが、5月以降は20代の方が大半になっています。
心配なのが7月初めと比べ高齢者の方が緩やかに増加傾向です。東京でも同じ傾向です。
ICU管理が必要な重症患者は減少しつつあります。

現在、新規患者数は増加傾向です。単に全国でPCR検査数が増えたからかもしれません。
3月から4月は2000人を超える日は稀でしたが、6月からは2000-6000人台、7月に入ってから8000人を超える日も多くなっています。
20代・30代の若年層増加が目立ちます。夜の街やグループ飲み会などが原因と考えられていますが、東京都ではホストクラブスタッフが重点的に検査されていて無症状の方がかなり多くいます。無症状の高齢者は検査数が少ないのかもしれません。

大阪府のPCR検査人数

大阪府のPCR検査人数

心配なのが中高年でも徐々に増加しており、保育所・病院でもクラスター感染の報告が広がっています。『夜の街』だけでなく『朝の街・昼の街』でも感染が広がりつつあります。

再度緊急事態宣言をしないにせよ、social distanceを保ち密集を避けるための対策をしばらく続けていく必要がありそうです。

検査キットについて

先ほども述べましたが、300種以上の新型コロナウイルス抗体検査が出回っています。キットによっては陽性率が低く出たり、精度が粗悪なものがあったり様々です。
2020年5月3日にスイス製薬会社から精度100%検査キットが開発されましたが、専用の機械が必要となるものであり、個人のクリニックでは不可能です。
当院でもできる検査で、できるだけ精度が高く、検査される方の負担も低いものを探しました。
当院として、ALFA SCIENTIFIC DESIGNS社が出している、検査キットを使用します。

特徴

①指先から数滴の血液を採取するだけで可能です。
②7分で判定できます。
(この検査キットは感度:98.1% 特異度94.1%と正確性は高めですが、完全ではありません。)

いろんなクリニックさんがいろんなキットで検査されていますが、この検査会社が比較的多いため採用させていただきました。
どうしても保険が効かないため、自費診療となってしまいます。(近いうちに保健適応になることを願っています。)

検査費用:10,000円(税込)

完全予約制で12時から13:45の間(土曜日は12:30−13:15)で1階の倉庫スペースで行います。

検査はこんな方にお勧めしています

・自分が免疫を持っているか確認したい方。
・過去に罹っていたか心配な方。
・年末から近日までに風邪・発熱があり、それが新型コロナウイルスであったか心配な方。
・従業員をオフィス勤務に復帰させるに当たり、社内での集団感染を未然に防止したい経営者・管理部の方。

*抗体検査は発熱や風邪症状のある方には出来ません。
 発熱や風邪症状のある方はPCR検査をお勧めしています。(PCRは残念ながらまだ当院ではできません。)

検査の流れ

①予約時間になりましたら、1階へご来院ください。必ずマスク着用をお願いいたします。(現在は完全予約制です)
②検温・手指消毒をしていただきます。37.5℃以上ある方は検査できません。
③指先から極少量の血液を取ります。
④10分以内に結果が出ます。
⑤その場でお会計をいただき、終了です。
上記のことから診断は完全ではなく、基本的に診断書は作成致しません。
諸事情があり、どうしても診断書が必要な方はお申し付けください。
診断書などは通常3,000円ですが、1,000円で行います。

新型コロナウイルス抗体検査キット手順の動画

検査の解釈

検査の解釈

①IgM(-) /IgG(-):新型コロナウイルスに罹ったことがありません。(※発症から2週間以内の場合、本当は罹患しているのも関わらず陰性と出てしまうことはあります。)

検査の解釈

②IgM(+) /IgG(-):新型コロナウイルス感染症に罹患している可能性が高く、発症早期です。そのためPCR検査、抗原検査などの確定診断につなげる必要があります。

③IgM(-) /IgG(+):新型コロナウイルスに罹患済みです。症状が消失していれば治癒している可能性が高く、周囲に感染させるリスクも低いと言えます。

④IgM(+) /IgG(+):新型コロナウイルス感染症に罹患しており、まだ発症早期(2週間以内)のため、周囲に感染させるリスクがあります。

※一番上のCはコントロールの略で、検査が正しく行われていることを示します。
(-):陰性、(+):陽性

covid19_202005

新型コロナウイルスワクチンの効果90%?

2020年11月9日にファイザー社・ビオンテック社の共同開発による『新型コロナウイルスワクチン』が、90%の予防効果があるとの中間報告がなされました。
記事によると試験参加者が約4万3千人で、94例に発症がありました。

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TEL:06-6499-1000TEL:06-6499-1000 WEB予約WEB予約 オンライン診療オンライン診療
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