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2025.06.27

じんわり気になる、汗と肌トラブルのお話

暑くなると汗をかきやすくなりますが、その汗が原因で肌がヒリヒリ…という経験はありませんか?

今日は、汗による肌トラブルの仕組みや、市販の汗拭きシートとの上手な付き合い方、そして当院おすすめの「ラピフォート®ワイプ」を使ったケア方法をご紹介します。

汗が肌にヒリヒリを起こすワケ

  1. 汗の成分が刺激に
    汗には塩分やアンモニアが含まれています。皮膚の弱い部分や、ちょっと赤くなっているところに触れると、ピリッとしみることがあるんです。
  2. 汗ジミ(汗疹)ができるから
    じっとり汗が肌に残ると、汗腺が詰まって炎症を起こし、いわゆる“あせも”が発生。かゆみだけでなくヒリヒリ感を伴うことも。
  3. こすれやすくなる
    汗で肌が濡れると、服との摩擦や皮ふ同士の擦れで知らず知らずのうちに細かい傷ができ、そこが痛むこともあります。

市販の汗拭きシートと上手に付き合おう

メリット

サッと汗を拭けてさっぱり!

 デメリット

アルコールや香料、防腐剤が肌に合わないと刺激になる場合も。
敏感肌の方は、肌に優しい成分だけを使ったものを選ぶか、使う頻度を控えめに。拭いた後は、なるべくすぐに保湿してあげるのがポイントです。

当院おすすめケア:ラピフォート®ワイプ

市販のシートとは違い、ラピフォート®ワイプは「汗そのものを抑える」ことを目的とした医療用シート。使い方はとっても簡単です。

  1. 夜、お風呂やシャワーで清潔にした肌を軽く乾かす
  2. 脇のくぼみやシワに沿ってワイプでやさしく拭く
  3. そのまま朝まで置いて、翌朝シャワーで洗い流す

――これだけで、1〜2週間ほどで汗の量がぐっと減ってくる方が多いですよ。
※かゆみやピリピリ感が強いときは、すぐに使用を中止し、当院までご相談ください。

市販の汗拭きシートvsラピフォート®ワイプ

特徴 市販の汗拭きシート ラピフォート®ワイプ(Rapifort® Wipes2.5%)
主成分 アルコール、香料、防腐剤など グリコピロニウムトシル酸塩水和物(抗コリン薬)
目的 汗やにおいの一時除去 原発性腋窩多汗症の治療的抑制
使用感 さっぱりするが刺激になる場合あり 1回使い切りで清潔、発汗を抑え長続き
副作用 皮膚炎リスク(香料・保存料など) 一時的な刺激感、医師指示下で使用

保湿はどうする?軟膏・フォーム・スプレーの使い分け

汗対策の後は、肌のバリアを回復させる保湿ケアを。

夏場のデイリーケア

フォーム(泡)やスプレータイプ→ ベタつきが少なく、さっとなじむので外出前に最適。

夜のしっかり保湿

軟膏タイプ(ヒルドイドなどヘパリン類似物質)→ 乾燥が気になる部位や就寝前にたっぷり塗って、肌を落ち着かせます。

日中のちょっとした工夫

  • 低刺激の制汗ローション(市販)を朝のひと拭きに。
  • タオルで汗を軽く押さえるだけでも、肌へのダメージが減ります。

汗による不快感、放っておくと肌トラブルに発展しやすいです。
正しいケア方法やお一人おひとりの肌状態に合ったご提案をいたします。
お気軽にご相談くださいね!