アレルギー科

アレルギーとは?

アレルギーとは?

私たちは、細菌・ウイルスなどから身体を守るために“免疫”という機能を持っています。

免疫とは

疫を免れるという意味です。人体(自己)にとっての異物を「非自己=抗原」と判定し排除するためのシステムを指します。
さまざまな免疫反応があり、体にとって有利に働いたり時によっては不利に動くこともあります。
アレルギーとは生体に不利な免疫反応のことを言います。

有利な反応 病原体や異物の排除 ワクチン接種で免疫獲得 異常な細胞を排除
不利な反応 アレルギー 易感染性 悪性腫瘍 自己免疫疾患

アレルギー(allergy)について

語源はギリシア語のallos(変じた)とrgro(作用)から作られています。
本来異物の侵入から身体を守る免疫反応が病的に機能して身体に障害を与える反応のことを言います。

アレルギーにはさまざまな種類がありますが、40年ほど前からアレルギーを持つ人の総数が急増しており、これは私たちの暮らす環境の変化によるものではないかと言われています。
お母さん、お父さんがアレルギーを持っているからといって、必ずしも遺伝するものではありません。ただ、今の大人が子どもだった時代と比べ、現代を生きる子どもたちがアレルギーを発症するリスクが高いということには、注意しておく必要があるでしょう。

アレルギーにはタイプがある

なぜアレルギーが起こるのか?アレルギーは免疫学的機序の違いにより4つのタイプに分類されますが、一般的にアレルギー検査で行うものはIgEが作用しているI型アレルギー(即時型)です。

Ⅰ型アレルギーが関与する主な疾患

  • アナフィラキシー
  • 喘息
  • アレルギー性鼻炎
  • アレルギー性結膜炎
  • アレルギー性蕁麻疹
  • 食物アレルギー

お子さんによく見られるアレルギーとしては、主に以下のようなものがあります。

アナフィラキシー

アナフィラキシーアナフィラキシーとは、複数の臓器で強いアレルギー反応が起こっている状態です。血圧低下、呼吸困難、意識障害など、場合によっては命が危険にさらされることもあります。(アナフィラキシーショック)
通常、アナフィラキシーはアレルゲンが体内に入ってすぐに起こるものです。特に蕁麻疹、赤み、かゆみといった皮膚症状が目立ちます。それに加えて、呼吸器、消化器、循環器などでも異常をきたします。

気管支喘息

気管支喘息気管支喘息は、埃、ダニの死がい、ペットの毛、煙草の煙、カビなどのハウスダストをアレルゲンとして発症します。
炎症によって狭くなった気管支を空気が通るため、ゼイゼイ、ヒューヒューという特徴的な呼吸音、呼吸困難などの症状を伴います。またこの症状は、夜間から明け方にかけて強まる傾向があります。

アレルギー性鼻炎(花粉症)

アレルギー性鼻炎(花粉症花粉やハウスダストなどをアレルゲンとして発症します。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりが特徴的な症状です。自然と口呼吸が促されるため、喉の渇きが見られることもあります。その他、不眠、集中力の低下、全身倦怠感と、大人が気づきにくい二次的な弊害も心配されます。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎花粉やハウスダストなどのアレルゲンによって引き起こされます。
目のかゆみが主な症状です。目を擦るため、白目の赤み、瞼の腫れもよく見られます。

上記の皮膚、気管支、鼻、目の順でアレルギー症状が起こるのを『アレルギーマーチ』と言います。

蕁麻疹・湿疹

蕁麻疹・湿疹エビやカニといった甲殻類、果物、ソバ、卵白、牛乳、小麦などの特定の食べ物を原因として起こることが多いのが、蕁麻疹・湿疹です。
蕁麻疹は皮膚が赤く腫れますが、かゆみを伴うものと伴わないもの、どちらも存在します。また、症状が続く時間も数時間~1カ月以上とさまざまです。
湿疹は、皮膚が赤く腫れ、基本的にかゆみを伴います。一度発症すると数日間は症状が持続します。

食物アレルギー

食物アレルギーその名の通り、食べ物によって引き起こされるアレルギーです。
エビやカニといった甲殻類、果物、ソバ、卵白、牛乳、小麦などを原因として、皮膚、呼吸器、消化器、循環器などでアレルギー症状を発症します。
ただ、3歳頃までの食物アレルギーの原因としてよく確認される卵白、牛乳、小麦などは、年齢を重ねるとともに食べられるようになることも多く、お母さん、お父さんはその点も知っておく必要があります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎アトピー性皮膚炎は、食べ物やハウスダストなどのアレルゲン、皮膚のバリア機能の低下などが関連し合って発症します。
顔、頭、体幹、手足のかゆみ、赤みなどの症状を伴います。かゆみから引っかいてしまい、炎症が悪化し、また余計にかゆくなるという悪循環に陥るケースがよく見られます。

ちなみに他のアレルギーが関与する主な疾患として以下があります。
  • Ⅱ型アレルギー:血液疾患
  • Ⅲ型アレルギー:腎疾患
  • Ⅳ型アレルギー:ツベルクリン反応・薬疹

当院で行うアレルギー検査について

にこにこクリニックでは、各種アレルギー検査を実施しております。
血液検査にてIgE抗体を調べます。検査結果で分かる抗体値(スコアやクラス)から、アレルギーリスクを把握することができます。
なお、抗体値が高いからといって、必ずアレルギー症状が強く現れるとは限りません。アレルゲンの除去が必要かどうかは、食物経口負荷試験を行って判断します。

IgE測定検査

IgE測定検査には、まず「Viewアレルギー39」・「DropScreen A-1」・「CAP-16」・「OAS関連食物スクリーニング」の4項目があります。

Viewアレルギー39

Viewアレルギー39では、以下のアレルギーのリスクを計測することができます。

・吸引系

  • ハウスダスト
  • ヤケヒョウヒダニ
  • スギ
  • ヒノキ
  • ハンノキ
  • シラカンバ
  • カモガヤ
  • オオアワガエリ
  • ブタクサ
  • ヨモギ
  • アルテルナリア
  • アスペルギルス
  • カンジダ
  • マラセチア
  • 猫(フケ)
  • 犬(フケ)
  • ゴキブリ

・食べ物

  • 牛乳
  • 卵白
  • オボムコイド
  • 小麦(実)
  • ソバ
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • リンゴ
  • バナナ
  • キウイ
  • ゴマ
  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • エビ
  • カニ
  • サバ
  • サケ
  • マグロ
DropScreen A-1

アレルギー検査をもっと身近に

血液1滴でアレルギー検査ができる時代がやってきた!
  • もちろん保険適応です
  • 項目数は41項目!(従来の検査での最多は39項目)
  • 痛みはほとんどありません。
  • 当院では1歳以上を推奨しています。
  • 30分で検査可能!即日結果説明ができます!(従来約1週間)
  • 検査後30分でアレルゲン免疫療法が可能!(対象の場合)
  • 外注検査と比較して大きな差はありません!

基本的に1歳未満のアレルギー検査は日本アレルギー学会・日本小児アレルギー学会ともに推奨されておりません。(当院では1歳以上を推奨しています。)
卵や乳製品でアレルギー症状が強く出る場合や、アナフィラキー症状ーを引き起こしている場合は検査を推奨します。

当検査では非特異的IgE(LIST)やアトピー性皮膚炎の指標になるTARCは検査できません。
TARC検査も必要な場合は従来通り全て外注検査か、41項目のみ院内で残りは外注検査となります。

Drop Screen A-1とViewアレルギー39(外注検査)項目での比較
Viewアレルギー39のみ Drop Screen A-1のみ
マラセチア(真菌) コナヒョウダニ
トマト
モモ
検査値での比較

 Drop Screen A-1とViewアレルギー39(外注検査)項目での比較

花粉症の原因になりやすい項目はViewアレルギー39の方が高く出る傾向があります。
食物系の項目はほとんど差がありません。

費用の比較

費用は同じです。
外注検査の方が追加検査が多く高くなることがあります。

Drop ScreenA-1手順

CAP-16

CAP-16では、以下のアレルギーのリスクを計測することができます。

花粉症・鼻炎

・吸引系

  • ハウスダスト
  • ダニ
  • スギ
  • ヒノキ
  • ハンノキ
  • カモガヤ
  • ブタクサ
  • ヨモギ
  • 猫(フケ)
  • 犬(フケ)
  • ハムスター(上皮)
  • ゴキブリ
  • ユスリカ(成虫)
  • カビ・マルチ

・口腔系

  • トマト
アレルギー性喘息

・吸引系

  • ハウスダスト
  • ダニ
  • スギ
  • ヒノキ
  • ハンノキ
  • カモガヤ
  • ブタクサ
  • ヨモギ
  • アルテルナリア
  • カンジダ
  • アスペルギルス
  • 猫(フケ)
  • 犬(フケ)
  • ゴキブリ
  • ユスリカ(成虫)
食物アレルギー
  • 牛乳
  • 卵白
  • オボムコイド
  • ソバ
  • 小麦(実)
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • クルミ
  • バナナ
  • キウイ
  • 牛肉
  • エビ
  • カニ
  • サケ
  • マグロ
  • イクラ
アトピー乳幼児

・食べ物

  • 牛乳
  • 卵白
  • オボムコイド
  • ソバ
  • 小麦(実)
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • エビ
  • サケ
  • マグロ
  • イクラ

・吸引系

  • ダニ
  • スギ
  • 猫(フケ)
  • 犬(フケ)
  • ゴキブリ
アトピー学童

・食べ物

  • 牛乳
  • 卵白
  • ソバ
  • 小麦(実)
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • キウイ
  • エビ
  • カニ
  • マグロ

・吸引系

  • ダニ
  • スギ
  • 猫(フケ)
  • 犬(フケ)
  • ゴキブリ
アトピー成人

・食べ物

  • ソバ
  • 小麦(実)
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • キウイ
  • エビ
  • カニ
  • サバ

・吸引系

  • ダニ
  • スギ
  • カンジダ
  • マラセチア
  • 猫(フケ)
  • 犬(フケ)
  • ゴキブリ
OAS関連食物スクリーニング

OAS関連食物スクリーニングでは、以下のアレルギーのリスクを計測することができます。

  • リンゴ
  • バナナ
  • メロン
  • モモ
  • ニンジン
  • 大豆
  • スイカ
  • ピーナッツ
  • ジャガイモ
  • トマト
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