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2025.01.29

インフルエンザB型の流行について

1. 現在のインフルエンザの状況

現在、地域でインフルエンザA型 が流行しています。(少しピークは下がった印象です。)大阪府の定点医療機関あたりの報告数は 11.84人(1医療期間で1週間の患者数) と、地域によってはより多くの患者さんが報告されています。一方で、 インフルエンザB型の報告はほとんどありません 。

2. インフルエンザB型の流行予測

過去のデータをもとに、 大阪府・兵庫県におけるB型インフルエンザの流行は、2月下旬から3月にかけてピークを迎える可能性が高いです。A型の流行は、B型の流行開始時期がやや遅れる可能性もありますが、 2月にはB型の患者数が増え始める でしょう。

3. 予防と対策

B型インフルエンザの流行に備え、 以下のポイントに注意 してください。

1. ワクチン接種
  • インフルエンザワクチンは A型・B型の両方に効果がある ため、まだ接種していない方は検討してください。
  • ワクチンの効果が出るまでに2週間ほどかかるため、 早めの接種が推奨 されます。
2. 基本的な感染対策
  • 手洗い・うがい を徹底しましょう。
  • マスクの着用 を心がけましょう。
  • 換気 を行い、ウイルスの拡散を防ぎましょう。
3. インフルエンザにかかった場合
  • 発熱や喉の痛み、関節痛などの症状が出た場合は、 早めに医療機関を受診 してください。
  • 学校や職場では、 症状が治まっても一定期間は外出を控える ことが推奨されます。
4. 今後の見通し

B型の流行が本格化すると、 A型にかかった後にB型に感染するケース も増えてきます。 すでにA型にかかった方も油断せず、引き続き感染対策を徹底してください 。

今後1~2ヶ月間は感染リスクが高まるため、注意しながら日常生活を送りましょう。