ブログ

2023.05.11

水いぼ治療について

水いぼは、基本は経過観察で良いと思っています。

私自身も以前は、無理やり押さえつけてピンセットで取ったり、液体窒素やペンレステープを使って除去していました。しかし再発や痕が残ることが問題視され、さらに2年くらいで消えることが多いので、基本的には経過観察することを推奨されてきていました。
あまりにも痛々しい場合は抗菌薬入りの軟膏で赤みを抑えたりしていましたが、根本的な治療には至りません。イボを掻きむしってしまい傷跡が残ってしまうこともよくありましたが、あまり問題視していませんでした。

最近、銀配合の保湿クリームが有効だと話題になっています
臨床データによると、2-3か月塗ると子供の水いぼが8割方良くなるとされています。
少量の水いぼであれば、経過観察で問題ありません。

多数の水いぼがあり、着衣などで擦れて赤くなったり血が出る場合、選択肢の1つとして使用できます。
水いぼの原因である伝染性軟属腫ウイルスは、皮膚同士が直接接触したり、プールなどでビート板やタオルを介して感染します。
小児に多く、体幹や四肢、間擦部に多く発生しています。
治療しなくても大体2-3年で自然治癒するとされていますが、数が多かったり生活に支障が出る様になる場合は、銀イオン配合のM-BFクリームによる外用剤治療適応になります。

ただし、保険適用外の自費治療であるため費用がかかります。 
2,200円(税込)

水いぼで困っているご家族の方は是非ご検討ください。

水いぼ治療について