だんだん紫外線が気になる時期になってきました。
骨の成分に必要なビタミンDを作るため、日光浴で紫外線を適度に浴びることは大切ですが浴びすぎには御用心です。
赤ちゃんは骨の成長に必要なビタミンDが不足しがちです。
ビタミンD低下で体内のカルシウムが減り、痙攣や0脚(クル病)の原因になります。
妊婦や授乳中のお母さんは、ビタミンD不足にならないよう、普段から食事に十分に気をつけるほか、適度な日光浴が必要です。
日焼けしすぎないように日差しの強い時間帯(昼間)を避け、帽子やベビーカーの日除け利用しましょう。
細かいですが日焼けには2種類あります。
参照:紫外線環境保健マニュアル2020-環境省-
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
サンバーン(SUN BURN):紫外線照射数時間後から現れる。肌が剥け痛みや水膨れ起こす。
サンタン(SUNTAN):赤い日焼けが消失した数日後に出現。肌が黒っぽくなり数ヶ月のこる。
紫外線を浴びすぎることで以下の原因になりやすいです。
紫外線(Ultra Violet)について
紫外線にはUV-C、UV-B、UV-Aがあります。
参照:紫外線環境保健マニュアル2020-環境省-
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
日焼けと関係があるのは地表へ到達するUV-B、UB-Aです。
日焼け止めはこの2つの紫外線を防ぐ働きがあります。
UV-B:サンバーンの原因
UV-A:サンタンの原因
紫外線の浴びすぎを防ぐには
紫外線の曝露でにさまざまな健康被害が生じます。
小さい頃から適切な紫外線対策を行うことで、健康な肌を保つために大切な生活習慣の一つです。
参照:紫外線環境保健マニュアル2020-環境省-
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
- 紫外線の強い時間帯(昼間)を避ける
紫外線分布
https://www.data.jma.go.jp/env/uvindex/index.html?elem=0&area=0&lat=34.2&lng=138.53&zoom=5
- 日陰に行く
- 日傘・帽子・サングラス・服や布で肌を覆う
- 日焼け止め(サンスクリーン剤)の使用
日焼け止めにはUV-B、UB-Aの紫外線を防ぐ効果があり、紫外線防止剤が含まれています。日焼けによるシミ・そばかすを防ぐのが目的です。
参照:紫外線環境保健マニュアル2020-環境省-
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
紫外線防止剤には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。
紫外線吸収剤:白くならない アレルギー稀にあり。
紫外線散乱剤:白くなる アレルギーほぼなし。
子供用や敏感肌用のものは紫外線散乱剤のみを使用しているものが多いです。
日焼け止め効果(SPF:Sun Protection Factor ,PA:Protection grade of UV-A)とは
SPF:UV-Bを防ぐ指標 最大値50 それ以上50+
(SPF15以上で皮膚癌のリスク・老化の兆候を減らすと言われています)
PA:UV-Aを防ぐ指標 最大表記++++
一般的な使い方
日常生活(散歩・買い物) : SPF 5〜20 PA++
軽いスポーツやレジャー :SPF 20〜30 PA++〜+++
炎天下でのレジャー・マリンスポーツ:SPF 30〜50 PA+++〜++++
塗り方と量
塗るタイミング:外に出る前
参照:紫外線環境保健マニュアル2020-環境省-
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
汗や顔を触ることで日焼け止めは落ちてしまうので2・3時間ごとの重ね塗りが大事です。
→保湿剤の塗り方についてはこちら
よくある質問
肌に塗る順番について
一番気になるところです。
以下の順番が推奨されています。
- 軟膏(ワセリン・ステロイド・保湿剤 この順番はどれでも良いです)
- 日焼け止め
- 虫除け